今回の山行もいよいよ終わりに近づいた。最後はアレッチ氷河の後半部分の下りです。日本では見ることの出来ない氷河を十分ではありませんが、写真でご覧下さい。

氷河から１００ｍほど上がったところにあるコンコルディアヒュッテを６：３５に出発し、再び氷河の上に立ちました。午前8時です。これからひたすら氷の上を歩きます。

この氷の下は一体どうなっているのだろうと話しながら歩いていくと、氷河の中にもさらに谷があります幅は３０〜４０ｍ以上はあります。深さは計り知れないくらいです。この谷を避けながらジグザグに歩いていくので実際の氷河の長さの数倍も余計に歩くことになります。

氷河の合流地点、両方の氷河から押し出された土砂が合流地点で帯をなしています。

長い長い氷河の旅も漸く終わりです。丁度12時でした。4時間の氷河踏破でアイゼンもザイルも外してこれからは日本の普通の登山道のようなところを登って行きます。高山植物が咲き乱れ、羊が鈴を鳴らしながら後をつけてきます。

ロープウェイで下ってフィーシュの駅を15：58に出発し、ブリッグを経由しての最後の列車の旅です。

途中はいかにもスイスらしい景色の車窓を眺めながらチューリッヒの駅に着きました。18：56

チューリッヒでは夜の10時過ぎになりましたが最後の晩餐で今回の山行の成功を皆で喜び合いました。