頂上に立つ

ギボハット⇒ギルマンズポイント⇒ウフルピーク

  4,700m⇒5,685m⇒5,895m
2005年3月3日
ギボ小屋では夕食後、仮眠をしますが、なかなか寝付かれません。8時頃になって少し寝たかと思ったら、
10時45分にリーダーに起こされました。身支度を整え、急いで食堂に行きます。あらかじめ暖めるように
お願いしておいたレトルトのお粥に海苔の佃煮と梅干を入れて喉に流し込みました。
食事後、最後の身支度として、ヘッドランプの電池を新しいのに交換しましたが、ランプが灯きません。
電池の入れる向きが間違っているようです。清水隊長にもご迷惑をかけましたが、どうしても駄目でした
結局、I さんから予備のヘッドランプを借りることになり、余計な事をしてしまったと反省しきりでした。
そんなことで、ギボ小屋からの登頂に向けての出発は、予定より15分遅れの23:45でした。
空は晴れており、星が良く見えます。それに6分ほどの下弦の月が明るく光っており、地表を良く照らして
くれるので、 電池残量に不安のあるヘッドランプはあまり使わず、月明かりを頼りに前の方の足跡を辿りな
がら登りました。
非常にゆっくりゆっくりで先頭を行くチーフガイドは後ろの様子を見ながら度々立ち止まります。
私にしてみれば、またか、寒いから少しづつでも前に進んでくれよ!といいたくなるほどのペースです。
かなり急な登りですが、息は全く乱れることなく、腹式呼吸をゆっくりと続けることが出来ます。
鼻だけで呼吸が出来るくらいゆっくりと登れば、高山病の心配は無いという事です。
そしてギルマンズポイントに着いたのは6:32です。つまり出発から6時間47分ほどかかったわけです。
でも未だ16名中2,3名の方が着いていません。途中で1名が引き返したとのこと、リーダーの清水隊長は
後方から皆さんの様子を見ながら、登ってきました。最後の方が到着したのは約1時間ぐらいたってからで
した。
その後7時35分ごろウフルに向かって出発しましたが、行くかどうか迷う人がいて、実際に出発したのは
7時40分頃と思います。 結局、12・3名がついてきましたが、途中で引き返した方もいて、ウフルに到着
したのは9名でした。2時間弱の9時30分に着きました。
写真を撮ったりしているうちに直ぐに時間が過ぎて、出発予定の9時50分を5分ほど超過してしまいました。
帰りはチーフガイドが最後を務めてくれるので、めいめい自由に降りてきました。
私は途中何人か追い抜いて、10時30分にギルマンズポイントに着きました。35分で来てしまいました。
少し早すぎたせいか、呼吸は乱れていないものの、頭が少し痛いです。
その後皆さんが到着するのを確認して、10時45分に出発し、すばしりをどんどん降りて、1時間後の11時
45分にギボハットに着きました。登りに比べて何と短い時間には驚きです。
でも今日はまだ終わりではありません。朝食兼昼食を済ませ、14:00に出発しました。
Last Water Pointを15:05に通過し、ホロンボハットに着いたのは16:50でした。
食事前、清水隊長と同じLodgeだったので、何人かの方とビールを飲んで、今日の登頂を祝し、長い一日が
終わり、食後は直ぐに深い眠りにつきました。
ギボハットを出発して3時間半、中間点の岩屋です。 夜明け前、ギルマンズポイントまでもう少しです。
ギルマンズポイント直前、朝日に輝く氷河です。 最後の急な登り。
2005.3.3.06:32ギルマンズポイントに着きました。 神秘的な氷河、2005.3.3.07:20撮影
ギルマンズポイントでのパノラマ
全員が揃ったのは、約1地時間後の午前7時
30分でした。2005年3月3日
16名中15名(内1名は5,150m地点まで到達。)
日の丸に全員サインをして、記念撮影でした。
左端はチーフガイドのファタイル氏です。

ウフルピークへ向う途中の氷河です。ヨーロッパで見る氷河とは少し違います。
ウフルピーク到達9名、写真が曲がっているのが愛嬌 ウフルピークにて2005年3月3日午前9時47分
ウフルピークでのパノラマ
  

    今日の行程
ギボハット出発 3/2.23:45 ギルマンズポイント到達 06:32
ギルマンズポイント出発 07:40頃 ウフルピーク登頂 09:30
ウフルピーク出発 09:55 ギルマンズポイント着 10:30
ギルマンズポイント発 10:45 ギボハット到着 11:45
ギボハット出発 14:00 Last Water Point 15:05
コロンボハット到着 16:50