５日間のスキー体験も終わって、いよいよ帰国の日である。
考えてみれば国内にいても５日間連続スキーをした事は無い。アルプスに来たからこそ
出来たのである。さすが疲れた。最後は足の太ももが痛くて上がらないくらいだ。
８時半にツェルマット駅を出て、途中までは来た道を引き返す。山間の集落が如何にもスイスらしい
景色で、家並みも独特だ。時々集落の中に古い教会が見えたりする。
古いお城と大きな教会もあった。高速道路に沿って鉄道も走っている。
ワイン畑もある道を特急列車と競争でジュネーブに向かった。
ジュネーブに入るといろいろな国際機関がある。イラク戦争の真っ只中で報道陣が詰め掛けている
ところもあった。ナポレオンの残した大砲を見たり、古い街並みを見学したりしているうちに一軒の
レストランを見つけた。そこはサラリーマンが昼食に入るようなレストランで「今日の昼定食」のような
看板が出ていた。入った時は１２時少し前だったので、まだ空いていたが、そのうち近くのオフィスから
出てきたような人達で混雑してきた。食事の味はまぁまぁだった。
そのレストランから前のビルを見ていると偶然にもjジャンジャック・ルソーの生家という看板が出ていた。
時間が無いので中には入らなかったが、思わぬ見つけものだった。
街にはピンクや白の花が咲き始め、春の明るい日差しで輝いていた。
ジュネーブ空港で白野さんと分れ帰国の途についたが、また来年も是非来ようと心に誓った。