今回のスキーもいよいよ最終日、Zermatの朝が来た。ホテルの窓からマッターホ
ルンの山頂が朝日に赤く染まるのが見えた。山男が歌にも歌うモルゲンロートだ。
早速、写真に収めるが、手前のホテルの屋根が少し邪魔になる。でもこの瞬間しかない。
あと１０分もすると色が変わってしまうからだ。仕方なく上の方しか見えない雄姿を写真に収めた。

朝食を済ませ、８時半にガイドと待ち合わせて、シニアの１日のスキーパスを
５４スイスフラン（日本円約４４００円）を買って、登山電車でゴルナグラードまで行く、
登山電車が曲がるたびにマッターホルンが電車の右窓や左窓に行ったりしているうちに
だんだん目の前に迫ってくる。東側の鋭い岩肌は雪も寄せ付けないほどの
鋭い傾斜の岸壁が相変わらずの迫力である。
電車の終点ゴルナグラードから滑り始めた。ゲレンデの整備も良くて快調に滑る。
幾つものゲレンデを滑って移動出来るので、夏は運行していないロープウェイに乗ったり、
徒歩では時間が掛かるが、スキーでこそ簡単に移動出来るので、夏で
は行けないようなところまでいける。

一般の観光客が行く展望台ゴルナグラードとはまた違った幾つもの展望台に行け、
いろいろな景色を楽しんで写真も一杯撮った。
モンテローザ（４６３４ｍ）が直ぐ目の前に見え、氷河を滑っているグループも目撃できる。
来年は是非モンテローザのヘリスキーに挑戦したいという新たな夢も持った。

途中、名前は忘れたが、山小屋での昼食をとった。子牛のソーセージとジャガイモを千切り
にして炒めたものがとても美味しかった。今までの食事で１番といっていいくらいだった。

Zermatの街に戻ってきたのは５時過ぎであった。街をそれほど見物する暇もなくホテルに帰り
シャワーを浴び、ガイドのなじみのレストランにての夕食は８時過ぎになった。
七面鳥のソテー、他の２人はマスのソテーで尾頭付きの姿焼きでした。
ホテルに戻ると夕食のワインとスキーの疲れから、早々に眠ってしまった。

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