第３日

６月２５日：８時ホテル出発、登山電車でTop of Europa Jungfraujoch（3,454m）へ向かう、登山電車はクライネシャ
イデックで乗り換えると、後はアイガーの岸壁の中をくり貫いたトンネルである。途中アイガーバンドで５分間の観光停
車をし、アイガーの北壁をトンネルの中から窓越しに覗き見る。凄いオーバーハングの岩が頭の上にそそり出ていた。
また、アイスメールでも途中停車しアイガーの氷河を横から眺めた。凄い迫力である。
10時10分電車は3.454mのユングフラウヨッホに着いた。

そこはメンヒとユングフラウの鞍部にあたり、氷河の一番上である。広い雪原が広がり冬の世界である。一般観光客は
スキーを楽しんだり、ソリを楽しんだりできる。本格的登山者はユングフラウとかメンヒへの登山拠点になる。

今日のＢコースの案内は加藤ガイドで、氷河の歩き方などを教わりながら、しばしの眺望を楽しんだ。帰りは登山電車で
アイガーグレッチャー（2,320m）まで行き、お花畑で昼食であった。お弁当は和食で、鳥のから揚げと鮭が入っていた。
ご飯の炊き方はいまいちだが、山の空気と綺麗な花々に囲まれながら美味しく頂いた。

その後みんなは氷河を横に見ながらお花畑の中を下っていくハイキングだが前日痛めた足首が更に痛くなったので、明日
以降の為に大事をとって登山電車の乗り換え地クライネシャイデック（2,061m）まで登山電車で降りることにした。シンガポ
ールから参加の女性２名と共に先に行って展望レストランでビールを飲んでハイキング組みを待って合流した。その間は
アイガーの北壁を何度も眺めて過ごしたが、角度を変えては写真をとったりしていると飽きない。

グリンデルワルドまで帰ってきて踝までの短い靴を買うことにした。加藤ガイドにお願いしてスポーツ用品店まで連れて行っ
て貰った。スポーツ用品店といっても殆んどが登山用品で登山靴やトレッキングシューズ、ピッケルからハーケン、カラビナ
等が置いてある。トレッキングシューズでは短い物は無くウォーキングシューズになるらしい。普段履きにするにはむしろ都
合良いので１５９sF だけど買うことにした。